夜泣きが辛くて初めて育児相談電話をかけてみた
もしかして夜驚症
現在第二子妊娠中の私。
上の娘は1歳10ヶ月になったが、ここ数日ずっと夜泣きがひどい。
決まって深夜、だいたい0時から3時の間にパッと目覚め、寝ぼけた様子でわめき散らすのだ。
抱きしめようとしても手を振り払って拒否。
子守歌を歌おうとすると殴りかかって反抗。
意識があるのかないのかわからないような状態で泣き叫びながら歩き回り、絵本を次から次へと持って来て私に手渡すが、読もうとすると激怒し、片付けようとしても怒り狂う。
もう、何をしても全く無駄で、終いには「いやああああああああ」と耳が痛くなるほどに大声を張り上げて泣く始末。
本人が落ち着くまで待つしかなく、短くても30分、長い時は1時間以上この状態が続く。
以前娘の足音で階下から苦情を受けたことがあり、それ以来音にはナーバスになっているが、こんな時間帯に長いこと泣き声を轟かせているので、再び苦情がくるのも時間の問題だと思うと胃が痛くなった。
触ることも、なだめることも、娘の癇癪を酷くするばかり。
何もできない。
少し遠くで聞こえる、どこかのお家がドアを開ける音。
きっと娘の声で目覚めてしまったに違いない。
気持ちだけが焦り、それが苛立ちに変わり、娘を押さえつけて一瞬口を塞いだ。
「んあああああああ!!!!」
全身全霊で抵抗し、顔を真っ赤にして怒る娘の姿を見て、怒りは途端に悲しみに変わる。
最低の母親だ。
泣きたくなるようなムーンライト。電話もできないミッドナイト。
こんなときにセーラームーンのオープニングの一節がよぎった私の脳みそは相当めでたいんだろう。
そうだ、こんな時のために育児相談電話があった気がする。
初めての育児相談電話
そう思って住む県の育児相談電話について調べた。
虐待通報等の内容は24時間受付だったが、育児相談は8時頃までしか受け付けていない。
そうこうしているうちに娘が泣き疲れ我に返って静かになったので、ぼんやりとした頭のまま眠りについてしまった。
そして今日の19時過ぎ、寝かしつける際に娘が例の状態に陥った。
夜泣きだけじゃなく寝ぐずりもするようになってしまったのか。。
そうだ、今の時間なら育児相談電話にかけられる。
もしかしたら何かアドバイスがもらえるかも知れない。
藁にもすがる思いでダイヤルを押す。
相談員「はい、育児相談電話室です。どうなされました?」
私「1歳10ヶ月の娘の夜泣きが酷くて。なんかもう錯乱状態のようで抱きしめようとしても抵抗するし、何をしても怒って泣いてるんです」
娘は相変わらず泣きじゃくっている。
相談員「うーん。どこか痛いとかじゃないですか?」
私「いや、そのうち我に返って大人しくなるので怪我や病気ではないと思うんですけど、近頃毎日のように深夜一時間位泣いていて・・・」
相談員「いつからですか?」
私「ここ2、3ヶ月前から酷くなりました」
相談員「うーん、ちょっとわからないのでお近くの育児センターに一度問い合わせてみてはいかがでしょう?
でも、今ちょっと時間外なので明日とか日を改めてかけてみていただけますか?」
私「わかりました・・」
相談員「お子さん、お一人ですか?下の子が小さいと赤ちゃんがえりとかする子も居ますよ」
私「ええと、今妊娠中で今年第二子が産まれます。多分まだよくわかってないので赤ちゃんがえりではないと思うんですけど・・・」
相談員「あー、でも子供ってそういうのわかるんですよねえ、なんとなく。だから赤ちゃんがえりかもしれないですね」
え・・・もう赤ちゃんがえり?それってどうしたらいいの・・・?
妊娠中の私の態度が娘をこうさせてしまったってこと?
相談員「妊娠中のお腹で夜泣きの対応するのは大変だと思いますが、大丈夫ですか?」
私「以前、子供の足音で苦情があったので、今回もすごく精神的につらいです。時々何が何でも黙らせなければって気持ちになっちゃって・・・」
そう話しながらやるせない気持ちがこみ上げてきた。涙が出そうになるのを必死に堪える。
相談員「そうですよね、一度とりあえず育児センターにご相談なさって下さい。あ、あと形式上お聞きしているのですが、お子さんの名前を苗字から控えさせて頂いてよろしいですか?」
ひょっとして私虐待予備軍なのかな。
だから名前聞かれたのかな。
私「・・・◯◯です」
相談員「一応形式上伺っただけですのでご心配なさらないでください。では、また何かありましたらとりあえず育児センターまでお電話下さいね」
私「はい、ありがとうございました・・・」
電話を切って娘を見る。
ぐしゃぐしゃの顔で肩を震わせながら泣きじゃくっている。
私は育児相談電話に何を期待していたんだろう。
電話したところで娘が泣き止むわけでも、夜泣きが治るわけでもないのに。
でも、誰かに聞いて欲しかった。
自分のなかで溜め込んでしまった不安や疲れを誰かに吐き出してしまいたかった。
堰を切ったように涙が溢れてきて、膝から崩れ落ちながら声をあげて泣いた。
どうしたらいいかわからない。
出口が見えない。
いろんなことに疲れてしまった。
私の泣く姿をみて娘も不安になったのか
「・・・だっ・・こ・・・だっこ」
と、しゃくりあげながら寄ってきた。
娘を抱きしめて泣いた。
そのうち娘は泣き疲れ、私の腕の中で眠りについた。
穏やかな娘の寝顔を見ているうちに冷静さを取り戻すことができた。
『夜泣き 夜驚症 原因』
調べると、成長に伴って脳が発達する段階で起きるもののようだ。
大きくなると自然に治るらしい。
対処法としては落ち着くまで見守るしかなく、漢方や薬を処方してもらうことで抑えることも出来るらしい。
頼れるものには頼ってみよう。
私たち親子にとって一番いい方法を見つけるために色々試してみよう。
今度、病院にいってみることに決めた。